2004年06月15日

名実況

スポーツの国アメリカでは、いわゆる名物アナウンサーと呼ばれる人たちが大勢います。野球実況一筋や、バスケットボール中継一筋などなど。そういうスポーツを(現場でなく)テレビで見ることの多い私には、テレビの映像はもちろん、そのアナウンサーの声も強く記憶に刻まれます。

やはりというべきか、現地の人たちもそういうアナウンサーには強い愛着を感じるようです。現在LAレイカーズはファイナルを戦っている最中ですが、そのレイカーズのゲームの実況をなんと42年間も続けた人がいます。彼は2002年に突然亡くなったのですが、その際「LAのバスケファンがレイカーズとのコミュニケートの術を失った」とまで言われたのでした

ちょっと脱線しますが、日本のスポーツ中継はそういう「文化」と比較してあまりに貧困極まりないお粗末なものと言わざるを得ません。選手へのキャッチフレーズ、絶叫調の実況、そのスポーツに何の関係もないタレントの祭り上げと、見ているこちらが恥ずかしくなるほどです。もっとスポーツそのものに集中させるような実況をやってもらわないと、日本のスポーツ文化はいつまでたっても発展しません。

そういう意味で、日本でも数少ない良識派のアナウンサーとして、私が大好きなのはNHKの山本浩アナ。サッカー中継の第一人者で、この人の実況は本当に安心して聞いていられます。名文句も多く、一番有名なのは、

「東京千駄ヶ谷の国立競技場の曇り空の向こうに、 メキシコの青い空が近づいてきているような気がします」(メキシコW杯アジア予選 対韓国戦)

ですが、

「マラドーナ、マラドーナ、マラドーナ、マラド〜ナ〜〜〜」(メキシコW杯 マラドーナの伝説の5人抜きゴール)

なんてのは、きっと耳に残っている人も多いのではないでしょうか。

本題に戻ります。学生時代NBAのビデオを撮りまくった私ですが、一番好きだったのが80年代から90年代にかけ、2度の3連覇を成し遂げたChicago Bullsのスターティングメンバーの紹介です。ムードを盛り上げる音楽に、高揚感を煽るアナウンス。そこだけ何回も聴いたものです。

1回目の3連覇時代のときのメンバーはガッチリと固定されていたので、その時のアナウンスの方が記憶に強く残っています。ネットのどこかに落ちていないかとあさったのですが、落ちていたのは2回目の3連覇時代の方でした。アナウンサーはBulls専属のRay Clay。聴いてみたい方はこちらからどうぞ。ちなみにアナウンス全文は以下の通りです。現地で聴きたかったなぁ。

「...And now, the starting lineup for YOUR Chicago Bulls!
A forward, from Central Arkansas, 6'7'', Scottie Pippen !!
A 6'6'' forward, from SouthEast Oklahoma State, Dennis Rodman !!
The man in the middle, from New Mexico, 7'2'', Luke Longley !!
A 6'6'' guard, from Miami Ohio, Ron Harper !!
From North Carolina, a guard, 6''6', Michael Jordan !!」
 (この後、"The headcoach of the Bulls is Phil Jackson" と続く。)
posted by 管理人 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Basketball | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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